学生フォーミュラ2023の書類審査に合格し現地車検を受けました
| 固定リンク 投稿者: プロジェクトEVスタッフ
今日は、電気電子の高木です。2021年から始まった戦略的教育プログラム「AIデジタル設計・新材料活用モノ作り」(EVプロジェクトⅡ)では、学生フォーミュラの本戦出場を目指しています。1年に1回開催される学生フォーミュラは、製作した自動車の設計仕様、走行性能、コストから完成度が総合的に評価される工学部競技の最高峰です。電気自動車(EV Electric vehicle)とエンジン部門のうち、EV部門での参加を目指しいます。
学生フォーミュラの本戦に出場するためには、2つの書類審査に合格する必要があります。1つは車体の機械的強度を確保する設計仕様書となる等価構造計算書で、もう一つは安全性を確保しながらモータを駆動する設計仕様となる電気システムフォームです。2021年度、2022年度は、等価構造計算書、電気システムフォームともに不合格となりました。
昨年までの反省をもとに、車体構造と電気システムの設計を精力的に進め、提出前には設計内容の確認を繰り返しました。この結果、2つの書類審査に合格し、現地で車検を受ける権利を手にしました。学生フォーミュラの開催に合わせ、8月29日に3名で現地入りして受け付けを済ませ、8月30日は現地に車体の整備スポットを設営しました。31日には新たに3名が合流し、車検に向けた車体の組立て調整を行いました。車検本番の9月1日には、EVプロジェクトのOBも含め15名が参加し、午前中に3時間のEV車検、午後から1時間の車体車検を受けました。
現地での走行試験までは進めませんでしたが、学生フォーミュラへのチャレンジ3年目で、2つの書類審査にパスする快挙を成し遂げました。プロジェクト は来年度の本戦出場と現地試験に向け、一層の団結を固めました。