カウル班も活動を開始しました
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今日は、電気電子工学科の高木です。
2021年度から、学生フォーミュラを目指すEVプロジェクトを進めています。これまでは、車体フレームとパワートレインの活動をメインに行ってきました。車体フレームの形がほぼ決まったことから、車体に取り付けるカバー(カウル)の試作も開始しました。
カウルは、ヨットの船体などと同じ繊維強化プラスチックFRP(fiber reinforced plastics)で、ガラス繊維を樹脂で固めて製作します。第1期の活動から、小型サイズの試作を始め、製作方法について試行錯誤を繰り返してきました。
その結果、次のような製作方法を確立しました。① 発砲スチロールで下地型を製作する。② ①をもとにした(貼り付けた)FRPカバーを作成します。③ ②を①から剥がし、その内側に最終的なカウルを形成します。この3ステップで、第1期のEVカート用カウル、試作1号機のカウルを製作する方法を確立しました。
カウルは車体の先頭1個と、左右の両横側に2個の合計3個を製作します。今回は先頭用のカウルを試作しました。CAD図をもとに①の下地型を発泡スチロールで製作し、②、③ステップで製作しました。しばらく製作していなかったので少し時間がかかりましたが、試作品が完成しました。また、下地の型さえできてしまえば、3~7日で完成することも分かりました。