悲願の車体フレーム設計が完了し製作に入っています
| 固定リンク 投稿者: プロジェクトEVスタッフ
今日は、電気電子工学科の高木です。
2021年度に、戦略的教育プログラムで「電気自動車(EV ElectricプロジェクトⅡ」を開始し、学生フォーミュラ本戦出場を目指しています。最初に取り組んだのが、車体フレームの設計でした。2017年から始まった第1期4年間のプロジェクトでは、車体フレームの作成を目指しましたが、鉄パイプの車体フレームを完させることができませんでした。
2期では着実に本戦出場できることを優先し、第1期の反省と機械工学科の学生が少ないことを考慮し、車体の設計に重点を置きました。そして、パイプ溶接などの車体プレーム製作は外部に依頼する方針としました。
EVのコンセプト決めから始めて試行錯誤を繰り返し、フレームの1次設計ができたのが2022年の1月でした。車体を製作してくれる企業様を探してもらうため、外部の方に相談したところ、「サスペンションなどを取り付けるブラケットまで設計しないと、車体完成により長い時間が必要になる」というアドバイスをいただき、再設計となりました。
ブラケットの構造と取り付け位置を決めるには、機構部品が取り付いた車体を設計する必要がありました。このため、予想以上の時間がかかり、設計が終わったのは6月中旬でした。設計データを提出したところ、製作依頼している企業からは、ブラケットが削り出しのため製作コストが高くなるなどとコスト面からの指摘を複数受け、再々設計となりました。
途中で、製作いただく企業様も変更となり、町田にある(株)双新電子様が引き受けて下さることになりました。結局、企業様から製作に同意いただく設計ができたのは、7月中旬となっていました。
2021年4月から始めた車体フレーム設計約1年3カ月の時間をかけ、やっと完成しました。現在、(株)双新電子様と打合せながら車体製作を続けています。