EVプロジェクト1号機の4輪独立駆動化に再チャレンジ!

| 投稿者: プロジェクトEVスタッフ

 こんにちは、電気電子工学科の高木です。
 昨年末から始めた1号機の4輪独立駆動への改造は、コロナ禍でEVプロジェクトの活動が休止していため、中断していました。8月からEVプロジェクトが再開されたことに伴い、4輪独立駆動化の改造を再開しました。

 EVプロジェクトで試作した1号機は、昨年9月に実走が可能となり、工学部学生へのお披露目会、試乗会を行いました。この時は、後輪2輪のそれぞれをモータで駆動し、時速20km程度で走行しました。当初の計画では、前後4輪での駆動を目標としており、前輪へのモータと駆動用インバータの組付け、電装系の改良により4輪駆動化を目指していました。

 2020年に入っての新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、EVプロジェクトも活動を停止しました。しかしながら、緊急事態宣言が解除された6月から活動再開に向けた準備を始め、8月の始めに2020年度1回目の活動を行いました。

 来年度に参加予定の学生フォーミュラでは、4輪独立駆動のパワートレインを採用する予定です。1号機のモータ定格が1台200Wであるのに対し、2号機のモータは12kWを予定していますが、電装回路、4輪制御ソフトは基本的に同じです。1号機の4輪駆動で得られる設計手法、安全対策、制御手法、ソフトなどはそのまま2号機にも使えます。また、実際に走行させることで、実走でのパワーデバイスやインバータ回路への負担も洗い出すことができます。

 卒業課題の発表が終わった8月後半、機械工学科と電気電子工学科の4年生に協力してもらい、4輪駆動化に必要な機械部品の図面を作成しました。機械加工メーカで製作してもらい、ステアリング廻りを組み上げ、4輪駆動化に向けた活動を本格化させます。

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三密避けてマスクつけてEVプロジェクトの活動を再開しました

| 投稿者: プロジェクトEVスタッフ

 今日は、電気電子工学科の高木です。
 コロナ禍の影響で、4月第1週の活動を最後に停止していたEVプロジェクトの活動を83日から再開しました。来年の学生フォーミュラに向け、独立4輪モータ駆動のパワートレインの設計・製作を進めます。

 2020年の1月から、学生フォーミュラ参加を目指して活動を続けていましたが、コロナ禍の影響で、4月に2020年度大会の中止が決まりました。また、4月に出された緊急事態宣言により、大学への入校も停止となりました。これを受け、大学でのEVプロジェクト活動も、4月の第1週を最後に休止しました。

 6月に入って緊急事態宣言が解除され、7月からは実験関連の対面授業が再開されました。EVプロジェクトは戦略的教育プログラムに位置付けられており、教育活動の一環として、7月以降の活動が許可されました。

 中止が決まった学生フォーミュラですが、関連するセミナーがオンラインで開催されており、メンバーはセミナー受講を続けています。また、パワートレインの電装設計を行いながら必要部品を発注し、活動再開の準備を進めてきました。購入部品がある程度集まり、2年生が実験で大学に出てくる83日を最初の活動日に決め、活動を再開しました。

 活動に当たっては、コロナ感染対策で基本となっている三密を避ける、換気を心掛ける、マスクを着用する、開始前にアルコール消毒する、を基本としています。当日は、久々に顔合せができて、EVプロジェクトメンバーに活気が戻りました。

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