つくばレースに参加する車体につけるカウルの下地型が完成
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こんにちは、電気電子工学科の高木です。
10月7日筑波サーキットでの電気自動車(EV)レースへの参加を目指して活動を進めています。当日のレースでは、強化プラスチック(FRP Fiber-Reinforced Plastic)で製作した車体カバー(カウル)を装着します。発泡スチロールで作った下地型の上に樹脂でガラス繊維を貼り付け、下地型の形状を再現したFRPを製作します。発泡スチロールを剥がす、あるいは溶かすと、下地型の形状と同じ形のFRPが残ります。仕上げに塗装を施せばカウルの完成です。
カウル製作では、化学材料を扱うことから、応用化学科の須磨岡先生に担当していただいています。これまで、単純な直方体形状で小型(10㎝×10㎝)サイズの試作から始め、円錐形で長さ40㎝程度まで試作サイズを大きくしてきました。一連の試作で、EV車体に取り付けるサイズの大型カウルも作れる製作手順を確立しました。
レース用に購入・製作したカート車体とその図面を参考に、3次元CADでカウルの設計を行いました。さらに、3 次元の設計データから一定間隔の2D断面形状データを抽出し、これを使って10枚の発砲スチロールを切り出しました。これらを接着材で接着し、全体が滑らかとなるように表面にサンドペーパーをかけましたた。出来上がったのが写真の下地型です。
現在、下地型の上にガラス繊維を樹脂で貼り付け、カウルの原型を作っています。センスの良い学生にカウルのデザインを考えてもらい、カウルを取り付けたカート車体でレースに参加します。