人が乗れるEV自動車カートをオープンキャンパスで展示します
| 固定リンク 投稿者: プロジェクトEVスタッフ
こんにちは、電気電子工学科の高木です。
10月7日筑波サーキットのレース参加を目指して活動を進めています。レースに参加できるキットカートが、7月31日に納入されて組み立てを始めました。これまでに、製作してあったインバータ基板とモータを搭載し、人を乗せて走れるようになりました。
7月31日にカートが納入されましたが、この週はあいにくの期末試験の期間でした。1~3年生は試験が優先です。4年生も卒業研究Ⅰの発表準備があり多忙な時期でしたが、時間を見つけてコツコツを作り続けてくれました。
8月3日の午前中には、電気電子工学科の学生が関係している試験がほぼ終わりました。EVプロジェクトのメンバーは2時に研C-115に集まり、活動を始めました。インバータ基板の可変抵抗とホール素子はこれまで、基板に直接半田付けしていましたが、この方式では基板交換が大変でした。そこで、この部分をコネクター化する改造を行いました。また、レース用にモータの巻き直しを行いました。
基板の改造が終わった5時半から、カートへの基板、モータ、バッテリーの取り付けを始めました。モータの回転をタイヤに伝えるチェーンの緩みを調整し、基板にソフトを書き込み、カートが完成したのは7時頃でした。メンバーがカートの周りに集まり、4年生の前君がカートに乗り込み、いよいよ試走です。慎重に持ち手のアクセルを回すと、カートはゆっくりと走り始めました。「動いた!」と喜んだものの、10mほど走ったところでパワーデバイスに焦げが見つかりました。
動作を確認したということで、一旦、全員での活動を終え、数名が残って故障原因の解決にあたりました。ああでもない、こうでもないと基板やモータを調べているうちに夜も遅くなりましたが、無事に解決し、8月5日のオープンキャンパスでデモ動作する準備が整いました。
**** パワートレインメンバーの頑張りに感謝! 感謝! ****