筑波サーキットレース用キットカートでデモ走行を体験しました

| 投稿者: プロジェクトEVスタッフ

こんにちは、電気電子工学科の高木です。
 
107日筑波サーキットのレース参加を目指して活動を進める中で、レース参加用のキットカートについて知りたいという意見がメンバーから上がりました。提供元であるCQ出版さんに相談しましたところ、CQ出版さんのご好意で、実際のカートを車で持ってきていただき、学内でデモ走行していただけることになりました。 

デモの日時は711日(水)の13:00からで、EVプロジェクトが活動に使っている研C-121の前で行いました。当日は、パワートレイングループを中心とした10名ほどの学生と、プロジェクトを担当している教員3名も参加しました。デモ用カートは、今年の624日に開催された筑波サーキットレースに参加した車体です。
 カートを机の上に置き、CQ出版の方の説明を聞きながら、メンバー各自で機械構造や電装部品・配線について調べました。インバータをスイッチングするパワー半導体MOSFETは、標準より1ランク上の大容量素子に変更され、冷却フィンが取り付けられていました。回転数を調整用の可変抵抗及びロータの位置検出用ホール素子と、インバータ基板とを接続するケーブルは、半田付けてなくコネクターに変更されていました。この部分は半田付けが難しく、断線を起こしやすい部分との共通認識があり、すぐに変更することにしました。また、1年生が分担してカート寸法を測定するなど、メンバー全員が技術やノウハウの吸収に努めました。 

その後、1年生と代表者数名が、カートに乗って試走しました。試乗したメンバーは、小さなモータでありながら人をも乗せて走る力強さに電気自動車のすばらしさを体感し、レース参加への意気込みを一層高めました。


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キットカートで10月7日の筑波サーキットレースに参加します

| 投稿者: プロジェクトEVスタッフ

こんにちは、電気電子工学科の高木です。
 20174月からEVプロジェクトを始め、14カ月が経過しました。EVプロジェクトでは、現在、車体フレームグループを中心に1号機の製作を精力的に行っていますが、もう少し時間がかかりそうです。このままだと、工学部の設立年度2015年に入学した4年生は、レースや学内試走などのイベントを経験せずに卒業を迎える可能性もでてきました。 

パワートレインの方は、4輪駆動のモータ、インバータ、制御系が完成しており、レースに参加したいという意見がでてきました、また、戦略的教育プログラムは4年計画で進んでおり、中間タイミングでのイベントがあった方がよいという意見も出ています。
 現在、製作中の1号機用モータにはCQ出版が提供している製品を使う計画です。CQ出版ではモータを搭載して人が乗れるカートも提供しており、それをベースとしたレースも開催しています。今年はこのレースが始まって5年目ということで、年に2回のレースが予定されています。また、5周年の記念大会ということで、通常のレースでは認められていないカウル装着も認められています。

79日全体会での話し合いで、CQ出版のキットカートを導入し、107日の筑波サーキットレースに参加することに決まりました。レースでは、2個のバッテリを使って1週が約2kmのコースを、30分で何周できるかを競います。モータの巻き方やインバータ基板への改良を加え、東京工科大学のロゴの入ったカウルを付けてレースに参加します。

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上級生が新入生に活動に必要な専門知識と技術を教育しています

| 投稿者: プロジェクトEVスタッフ

こんにちは、電気電子工学科の高木です。
 新入生に対し、大学のガイダンスと新入生学部交流会でEVプロジェクトを紹介し、昼休みに開催した説明会で活動内容・状況について新入生に詳しく説明しました。この結果、機械工学科、電気電子工学科、応用化学科から20名を超える新入生が加わってくれました。

新入生は、4月末の全体会を経て、5月から車体フレーム、パワートレインのそれぞれのグループに分かれ活動を始めました。昨年は初年度いうこともあり、教員が中心となって活動を進めてきました。EV製作に必要な専門知識はもちろんのこと、機械加工や半田付けといった実作業についても教員がアドバイスしてきました。
 EVプロジェクトを立ち上げる時に、EV製作に必要な専門知識や技術は上級生が下級生に指導し、このプロジェクトを継続していく方針を立てました。パワートレインでは、上級生がEVで使用する永久磁石同期モータの構造、インバータを使ったモータ駆動の専門知識を説明しました。さらに、半田付けについての安全教員を行った後、実際に半田付け作業を行いました。現在、新入生はモータとインバータを作成するとともに、PLCのソフト教育を受けています。 

新入生もできるだけ早く、EV試作の戦力となって活躍してくれることを期待しています。また、上級生が新入生を教育していく制度を、来年度以降も継続していきます。


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