バッテリ電源でアクセル、ブレーキ、ハンドルに対する動作を確認
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こんにちは、電気電子工学科の高木です。
試作中の電気自動車(EV)では、4つの車輪を4台のモータで駆動する方式をとります。アクセルとブレーキで4台のモータを同時に加減速させたり、ハンドルを操作で前輪タイヤの回転数を、左右で調整させたりする必要があります。このための仕組みとして、PLC(programmable logic controller)で4個のモータを制御する構成を考えました。
これまでに、基板上の抵抗をスイッチで、一連の動作を確認してきましたが、より現実に近い構成で動作確認を行うこととしました。このため、以下の改良を施しました。
① 基板上の可変抵抗を、ゲーム用のアクセル、ブレーキ、ハンドルに連動させ、実際の 操作に近づけました。
② 電源を、電圧・電流制御された直流電源からバッテリーに変更しました。
③ バッテリー使用での安全を確保するため、緊急停止スイッチ、過電流検知でインバータ基板への電流を遮断するインターロックを追加しました。
最初の構成では想定外の動きも起きましたが、ソフトグループとハードグループが連携して問題解決にあたり、所望の動作が得られるようになりました。今後は、実際の車体フレームに、試作した電装品を取付け、配線します。