カウル製作にパワトレの学生が加わり3DのCAD設計を終えました
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こんにちは、電気電子工学科の高木です。
電気自動車(EV)の製作チャレンジでは、EVを構成する主要部であるカウル、車体フレーム、パワートレインのグループに分かれています。この中で、カウルは車体のカバーで、その形状が走行時の空力抵抗を決めるとともに、デザインは車体の印象を決める車の顔です。強化プラスチック(FRP Fiber-Reinforced Plastics)で製作することから応用化学科の須磨岡先生を中心に製作を進めてきました。
EVプロジェクトは、今年度に入って、カウル、車体フレーム、パワートレインをまとめるフェイズに入りました。カウルもこれまでの試作で得られた製作ノウハウを活用し、車体に取り付ける大型カウルの試作を開始しました。CADによる3次元設計が必要となることから、パワートレインのメンバーがCAD設計に加わるとともに、試作にも参加することにしました。
まずは、車体先頭部のカウルを製作することとし、CAD設計を行いました。車体フレームで設計した金属パイプに対し、一回り大きな複数の直方体で覆う構造をベーストし、コーナを円弧で丸め、先端をとがらせた形状としました。また、車体フレーム前方にある鉄板に穴をあけ、これと対応するカウルの位置にも穴をあけ、ネジの供締めで取り付けることとしました。
CAD設計が終ったことから、次のステップでは、スチ―ロールフォームを使ってFRPの下地となる型を作成します。