PLCを使って4個のモータの加減速制御ができるようになりました
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こんにちは、電気電子工学科の高木です。
現在、試作中の電気自動車(EV)では、4つの車輪を4台のモータで駆動する方式をとります。アクセルやブレーキなど信号で4台のモータを同時に回転させたり、ハンドルを切る時には、前輪タイヤの回転数を、左右で調整する必要があります。このための仕組みとして、PLC(programmable logic controller)で4個のモータを制御する構成を考えています。
使用するPLCとして、三菱電機製のMELSEC-iQシリーズを選びました。制御点数が多く、アナログ信号も取り組めるのが特徴です。開発用ソフトが入手で開発環境が整った時期が春休みの直前だったため、休み中に有志で集まり、PLCの動作確認をすることにしました。
PLCにソフトを書き込み、制御動作を確認しました。最初に入力信号に応じて、LEDがON/OFFするような単純な制御命令で、LEDを点灯させました。基本動作が確認できたところで、可変抵抗を使って、アクセルやブレーキによる加・減速を模擬するソフトを作成しました。今回の評価でEVに必要な一連の動作を、ソフトとPLCで実現できました。
今後は、今回の評価結果をパワートレインメンバー全員で共有し、動作評価用に作成したソフトをベースに、実際のEV動作に必要なソフト及びハードを製作します。