電源を入れる緊張の一瞬、インバータが無事に動作しました!!
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こんにちは,電気電子工学科の高木です。
快挙です! 6月12日から、19、26日、7月3日、10日、17日と作り続けてきたインバータ基板が8月7日の活動で完成し、無事に動作しました。
パワートレイングループでは、6月12日から4チームに分かれ、インバータ基板の製作を始めました。基板上に、抵抗、コンデンサ、パワー半導体のMOSFET、コネクタ、ヒューズを次々と半田付けしていきました。3年生は、電気電子工学実験Ⅱで半田付けを経験していますが、1、2年生は半田付けが始めてのメンバーが大多数です。最初は、リード線に丸い半田ができ“イモハン”となっていましたが、6月26日の活動で3年生の指導が入りました(6月28日のブログ)。
8月7日の活動では、一番進んでいた1チームの基板に、モータのロータ位置を検出するホールセンサの回路を接続し、基板が完成しました。基板からの三相出力と永久磁石同期モータの三相リードを結成し、モータにホールセンサをねじ止めしました。
そして、電源を入れる緊張の一瞬を迎えました。しかし、直流を印加してスイッチを入れた瞬間、“バチン”と回路がショートする音が聞こえ、メンバーの表情が暗くなりました。もう一度、スイッチを入れなおすと、今度は問題なくパイロットランプが点灯しました。アクセルつまみを回すと、モータはゆっくりと回転を始め、“ヤッター”という喜びの雰囲気に包まれました。その後、基板を調べたところ、ホールセンサのリード線がショートし、最初の異音となったことがわかりました。
6月12日から6回目の活動、およそ10時間で最初のチームの基板が完成しました。他のチームも、あと1~2回で完成し、感動の瞬間を迎えます。インバータ基板の製作が終わると、次は永久磁石同期モータのコイル巻きと組み立てです。8月の終わりから9月の初めの活動では、全チームがインバータ基板と永久磁石同期モータの組み立てを完成することを目標に活動します。