溶接装置を導入して車体フレームの製作に活用します
| 固定リンク 投稿者: プロジェクトEVスタッフ
こんにちは,電気電子工学科の高木です。
車体フレームグループでは,サスペンション,フレーム,コックピット,ドライブトレインの4チームに分かれ,各担当パートの設計を行っています。現在の設計作業が終わると,フレームとなる金属パイプを購入し,車体として組み立てることになります。EVを製作しているほとんどの大学では,パイプを溶接して車体を製作していますが,EVチャレンジはこれまで溶接の作業環境がありませんでした。
活動の当初から福島 E.先生の方で「パイプの溶接をどうするか?」について検討いただいてきました。装置購入費用の問題もありましたが,溶接装置を設置して作業する場所が確保できていませんでした。その後,軽部学長,大山工学部長,茂庭学科長の御尽力で,工学部の戦略的プログラム「ロボコン」と「EVチャレンジ」の活動場所として研究棟C-121が使わせていただけることになりました。場所が確保できたことで,溶接装置を導入することに決まりました。
溶接用の装置と付帯装置として,溶接器本体,溶接器の冷却器,溶接時に発生するヒュームを吸収するヒュームコレクター,溶接用のガスを導入します。装置は納入までに約1か月かかります。8月末に予定している集中活動日までに納入され,溶接作業ができるようになれば,車体フレームの製作は一挙に進みます。