EVチャレンジのグループ活動 -モータの原理と構造を体感-
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こんにちは、電気電子工学科の高木です。
電気自動車(EV)の製作チャレンジでは、EVを構成する主要部であるカウル、車体フレーム、パワートレインのグループに分かれています。月に1会の定例会とともに、各グループでの活動を並行して行っています。
パワートレインは、モータと電気系統を担当しています。市販の部品を購入し、モータを手巻きで製作するとともに、モータ駆動用のインバータ基板を半田付けして製作します。製作するEVでは、4つの車輪のそれぞれにモータを付けて駆動します。使うモータは、永久磁石同期モータ(PMSM Permanent Magnet Synchronous Motor)あるいはブラシレスDCモータを呼ばれるモータで、電気自動車や家電製品に広く使われています。
5月29日(月)のグループ活動では、永久磁石同期モータとそれを駆動するインバータと呼ばれる回路の構造と動作原理について体感しました。説明を聞いた後で、実際のインバータ基板でモータを回転させました。さらに、インバータの各部で電圧波形を測定し、動作原理を理解しました。また、小型モータとして広く使われている直流モータ(ブラシあり)も回転させて比較し、永久磁石同期モータの理解を深めました。
購入手配していてモータとインバータ部品が、6月8日に入荷しました。6月12日(月)からの活動では、4つの班に分かれ各班が1個ずつのモータとインバータを責任をもって作ります。果たして無事に、4セットとも動くでしょうか?